診療情報管理士は地域社会から世界全体の 診療情報体制に関わる重要な役割を担っています

診療情報管理士の役割

診療情報管理士とは、ライブラリーとしての診療録を高い精度で機能させ、そこに含まれるデータや情報を加工、分析、編集し活用することにより医療の安全管理、質の向上および病院の経営管理に寄与する専門職業です。米国では1932年にMedical Health Informationとして発足し、現在は登録医療情報管理士R.H.I.A(Registered Health Information Administrator)という称号の専門職として養成されています。その他、各国でも同職業の養成が行われています。

現在、医療機関の機能分化と連携、情報の開示、安全の確保、医療費の包括化、医療IT化推進など、新しい医療提供体制の改革が進行しています。

厚生労働省は疾病分類について、国際疾病分類ICD-10の採用・普及、手術・処置分類などについても、一定のコードに準拠する方針を明確にしました。これにより、診療情報管理に必要な環境が一気に進み、診療情報管理士の業務はいっそう重要性を増し、情報、技術としてのIT対応など広い視野と技術の習得、日夜業務の拡大と活躍が期待されています。

平成12年の診療報酬上における診療録管理体制加算の導入に伴い診療情報管理士の必要性に対する意識が高まり、日本病院会の診療情報管理士の通信教育受講生と認定者は大幅に増加しており、「診療録管理士」、「診療情報管理士」認定者総計31,625名が全国各地の医療機関で活躍しています。

地域別診療情報管理士 (診療録管理士含む) 認定者総数

診療情報管理士31,625名には診療録管理士から診療情報管理士への移行試験に合格した1,015名を除く。

世界保健機関(WHO)との協力

膨大な診療情報を、保険や福祉行政の企画、人口問題研究、医学研究等に役立て、さらに国際比較、活用するためには、情報源となる死因や疾病の分類項目の内容基準をあらかじめ明確に定めておくことが重要です。日本病院会では、この基準となっているWHOが定める国際疾病分類(ICD)の重要性を鑑み、厚生労働省の方針をふまえてICDの改善と普及に力を入れています。平成17年10月には、WHOとの間で「ICD改善業務支援」を合意し協定を結びました。

TOP