診療情報管理士は地域社会から世界全体の 診療情報体制に関わる重要な役割を担っています

診療情報管理士の役割

「診療情報管理士」とは、医療機関における患者の様々な診療情報を中心に人の健康(health)に関する情報を国際統計分類等に基づいて収集・管理し、データベースを抽出・加工・分析し、様々なニーズに適した情報を提供する専門職種です。

診療情報管理士は、日本病院会通信教育および日本病院会認定専門学校、大学にて統一されたカリキュラムで養成されており、四病院団体協議会(日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会)および医療研修推進財団の共同で認定された資格です。診療情報管理士認定者は、平成28年現在、3万人を超え、医療の安全管理や病院の経営管理に寄与する高い専門性とスキルを必要とする職種として活躍しています。

診療情報管理士は、諸外国ではHealth Information Manager(HIM)と呼ばれ、近年、多くの国々でも育成が進んでいます。

わが国においても、医療機関におけるデータ管理と活用は医療の質の評価と適切な医療政策の構築のために必須のものとなっています。診療報酬上においても診療録管理体制加算が導入され、病院機能評価などへの関与が求められ、診療報酬支払制度(DPC/PDPS〈診断群分類別包括支払制度〉)、がん登録推進法、医療事故調査制度など診療情報管理士が関係する重要な制度も多く、今後のさらなる活躍が期待されています。

今後、国民の健康情報はさらに多くの情報管理が行われ活用も拡大することは必至であり、日本診療情報管理学会では診療情報管理士を対象にレベルアップした人材として「診療情報管理士指導者」の認定を行っています。

地域別診療情報管理士 (診療録管理士含む) 認定者総数

診療情報管理士31,625名には診療録管理士から診療情報管理士への移行試験に合格した1,015名を除く。

世界保健機関(WHO)との協力

膨大な診療情報を、保険や福祉行政の企画、人口問題研究、医学研究等に役立て、さらに国際比較、活用するためには、情報源となる死因や疾病の分類項目の内容基準をあらかじめ明確に定めておくことが重要です。日本病院会では、この基準となっているWHOが定める国際疾病分類(ICD)の重要性を鑑み、厚生労働省の方針をふまえてICDの改善と普及に力を入れています。平成17年10月には、WHOとの間で「ICD改善業務支援」を合意し協定を結びました。

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