診療情報管理士とは



大井 利夫
社団法人日本病院会副会長
診療情報管理士教育委員会委員長

 社会的急進展によって、情報は飛躍的に大きな価値を持つようになりました。また、情報開示や説明責任が社会の要請となっています。医療の世界においても、それは例外ではありません。医療業界の現場では、診療録の的確な管理、つまりカルテの表紙を管理することから、その中に記されたひとりの患者さんに関する幅広い診療情報を管理すること。さらには、それら情報を医療現場へ提供していくことが求められるようになっています。
 日本病院会は1972 年以来、診療情報管理士の養成に力を注いでいますが、2000 年の診療報酬上における診療録管理加算の導入に伴って診療情報管理士の必要性に対する認識が高まり、診療情報管理課程の通信教育受講生と認定者は大幅に増加しています。
 2008 年2 月には第1 回「診療情報管理士認定試験」を全国15 地区で実施し、受験者数3,108 名、合格率53.2%という結果になりました。
 医療の高度化や医療業務の複雑化、さらには、EBM、医療機能評価、DPC などの広がりによって、診療情報管理士の担う役割はますます高まっており、医療機関にはなくてはならない存在となっています。
 ぜひ多くの皆様に、明日の医療を支える診療情報の重要性をご認識いただき、診療情報管理課程通信教育にチャレンジしていただきますよう、ご案内申しあげます。そして、医療スタッフとして歩む自らの道を光り輝くものにしていただきたいと心から願っています。